サイコロジー・オブ・マネー――一生お金に困らない「富」のマインドセット

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サイコロジー・オブ・マネー――一生お金に困らない「富」のマインドセット
The Psychology of Money: Timeless Lessons on Wealth, Greed, and Happiness

モーガン・ハウセル(著), 児島修(翻訳)
ダイヤモンド社(2021/12/7)

モーガン・ハウセル Morgan Housel
ベンチャーキャピタル企業Collaborative Fundの経営に携わる。南カリフォルニア大学を2008年に卒業。経済学専攻。The Motley FoolやThe Wall Street Journalにコラムを寄稿。

児島修 こじま・おさむ
英日翻訳者。立命館大学文学部卒(心理学専攻)。主な翻訳書は『DIEWITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』(ビル・パーキンス著、ダイヤモンド社)、『やってのける』(ハイディ・グラント・ハルバーソン著、大和書房)など。

サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセッ

■未来に楽観的であれ

通常、楽観主義とは、
「物事がうまくいくと信じること」だと
定義されている。

だが、これでは不十分だ。

賢明な楽観主義とは、
「たとえ途中で不運に見舞われたとしても、
長期的に見れば物事は自分が望む方向に進むと信じること」
である。

■最高の豊かさとは

最高の豊かさとは、毎朝、目を覚ましたときに
「今日も思い通りに、好きなように過ごそう」
と思えることだ。

人は、「幸せになりたい」から
経済的に豊かになろうとする。

幸せとは、喜びの源だからだ。

だが、何をもって幸せとするかは人それぞれで、
定義するのは難しい。

とはいえ、誰にとっても共通の要素はある。

それは、「思い通りの人生を送れること」だ。

好きなときに、好きな人と、
好きなだけ、好きなことができる。

それは、何物にも代えがたい価値がある。

そしてこれこそが、お金から得られる最高の配当なのだ。

従来の心理学が考察してきた客観的な諸条件のどれよりも、
人間に幸福感をもたらす信頼性が高い要因は、
「人生を自分でコントロールしている」という
はっきりとした感覚があることだ。

サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット

そもそも、お金ってなんのために必要なのか?

本当の豊かさってなんだろう?

そんな本質的な問いに答えてくれています。

幸せと最高の豊かさとは
「人生を自分でコントロールしている」

すなわち、
好きなときに、好きな人と、
好きなだけ、好きなことができることだと、
繰り返し書いています。

私もまったく同意です。

毎日、資金繰りのことを考えないといけないのであれば、
それは、豊かな生活とはいえません。

日常は、お金の存在など忘れてしまうのが、
豊かな生活と言えるのだと思います。

では、どうやったらいいのか。

「十分」を知ることに尽きるかと思います。

もちろん、お金の知識は必要です。

著者自身の具体的な戦略は、
ドルコスト平均法で、インデックスファンドに
長期に投資し続けることです。

そして、お金のかからない人生の楽しみ方を
知っていることも大切だと思います。

そういう楽しみ方は、大人よりも
子どものほうが得意だったりするので、
子どもに教わるのもよいかと思います。

あなたにとって、好きなこととはなんですか。

20220126 サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセットvol.3300【最幸の人生の贈り方】

この記事は、メルマガ記事から一部抜粋し、構成しています。

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