ラディカル・マーケット 脱・私有財産の世紀 ⭐️5 

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ラディカル・マーケット 脱・私有財産の世紀
Radical Markets: Uprooting Capitalism and Democracy for a Just Society
エリック・A・ポズナー(著), E・グレン・ワイル(著), 安田洋祐(翻訳), 遠藤真美(翻訳)
東洋経済新報社 (2019/12/20)

エリック・A・ポズナー Eric A. Posner
法学者
シカゴ大学ロースクールのカークランド・アンド・エリス特別功労教授。The Twilight of Human Rights Law(未訳)、『法と社会規範』(太田勝造監訳、藤岡大助[ほか]訳、木鐸社)など著書多数。シカゴ在住。

E・グレン・ワイル E. Glen Weyl
経済学者
マイクロソフト首席研究員で、イェール大学における経済学と法学の客員上級研究員。ボストン在住。

安田洋祐 やすだ・ようすけ
経済学者
大阪大学大学院経済学研究科准教授。1980年生まれ。東京大学経済学部卒業後、米国プリンストン大学へ留学しPh.D.を取得。政策研究大学院大学助教授を経て、2014年4月から現職。専門はゲーム理論、産業組織論。編著に『学校選択制のデザイン』(NTT出版)、監訳に『レヴィット ミクロ経済学 発展編』(東洋経済新報社)など。学術研究の傍らマスメディアを通した情報発信や、政府での委員活動に取り組んでいる。大阪在住。

遠藤真美 えんどう・まさみ
翻訳家
主な訳書にティム・ハーフォード『50(フィフティ) いまの経済をつくったモノ』(日本経済新聞出版社)、リチャード・ボールドウィン『世界経済 大いなる収斂』(日本経済新聞出版社)、マーヴィン・キング『錬金術の終わり』(日本経済新聞出版社)、リチャード・セイラー『行動経済学の逆襲』(早川書房)、マーティン・ウルフ『シフト&ショック』(早川書房)、フェリックス・マーティン『21世紀の貨幣論』(東洋経済新報社)、ジャスティン・フォックス『合理的市場という神話』(東洋経済新報社)などがある。

投票システムとして、支持票と同じく不支持票を投票するというのは
おもしろい方式かと思います。

支持票の2票目を入れるよりも、
支持票のほかに、不支持票を入れるほうが、
コストがかからないのであれば、
不支持票は、機能するように思います。

世の中には、評価システムがあふれかえっていて、
もちろん、自分も何かを選ぶときには、
他の評価も参考にします。

では、自分がどんなときに手間をかけて、
わざわざ評価を入れるのかでしょうか。

☆1つのために、わざわざ評価を入れるのは、
☆5と比べると、非常にまれです。

商品やサービスが、期待にまったく達しなかったとき、
憤りを表現するために、☆1をつけることはあります。

しかし、☆4や☆2、ましては、☆3をつけるための
労力を使おうとは思いません。

つまり、
☆5、☆1を除いて、評価をインプットすることは
ほとんどありません。

しかし、著者が書いているように、
本当は、正規曲線のように、⭐︎3を頂点として、
ベルカーブが広がっているのが、
本来の分布でしょう。

とすると、私たちが評価のよりどころにしている、
評価5を頂点とした、評価分布は、何を見ているのでしょうか。

自分の行動ながら、まったく不可解です。

格差の拡大と失われた賃金

所有権の部分共有と競争的な使用の市場

価格も税金も自分で決める

二次の投票で大切な問題に大きな影響力をもつ

民主主義を民主的手段で実現する

この記事は、メルマガ記事から一部抜粋し、構成しています。

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