11.地天泰 ䷊

易経
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地天泰(ちてんたい) 通ずる、泰平の時

泰、小往大来。吉亨。
泰は、小往き大来る。吉にして亨る。
たいは、しょうゆきだいきたる。きちにしてとおる。

陰気が下に降りて来て、陽気が上に上がって来る。その結果は吉であって、願いごとは通る。

初九。抜茅茹。以其彙。征吉。

初九。抜茅茹。以其彙。征吉。
初九。茅を抜くに茹たり。其の彙と以にす。征けば吉。
しょきゅう。ちがやをぬくにじょたり、そのたぐいとともにす。ゆけばきち。

ちがやを引き抜こうとすると、根がつながっていて、仲間も全部ずるずると抜けて来る。行動すれば吉である。

九二。包荒。用馮河。不遐遺。朋亡。得尚于中行

九二。包荒。用馮河。不遐遺。朋亡。得尚于中行。
九二。荒を包み、馮河を用い、遐きを遺れず、朋亡われ、中行に尚うを得。
きゅうじ。こうをつつみ、ひょうかをもちい、とおきをわすれず、ともうしなわれ、ちゅうこうにあうをう。

汚いものも包容せよ。人の上に立つものはいろいろな汚辱を身に引き受けなければならない、ということ。時には、川をざぶざぶと渡るような向こう見ずなものを用いる必要がある。また遠くに隠れている者も忘れないようにせよ。自分の仲間内だけを大切にするような気持ちを捨てるがよい。そうしてこそ、中庸の道にかなうことができる。

九三。无平不陂。无往不復。艱貞无咎。勿恤其孚。于食有福。

九三。无平不陂。无往不復。艱貞无咎。勿恤其孚。于食有福。
九三。平かにして陂かざるは无く、往きて復らざるは无し。艱貞なれば咎无し。恤うる勿れ。其れ孚ならば食に于いても福あり。
きゅうさん。たいらかにしてかたむかざるはなく、ゆきてかえらざるはなし。かんていなればとがなし。うれうるなかれ。それまことならばしょくにおいてもさいわいあり。

平らかなままでいつまでも傾かないものはない。行ったまま帰って来ないものはない。危ぶんで、自分の正しさを守れば、咎はないであろう。心配せずとも、願った通りになるであろう。たくさんの禄がもらえるであろう。

六四。翩翩不富、以其鄰。不戒以孚。

六四。翩翩不富、以其鄰。不戒以孚。
六四。翩翩たり。富めりとせずして、其の鄰と以にす。戒めず孚を以てする。
りくし。へんぺんたり。とめりとせずして、そのとなりとともにす。いましめずまことをもってする。

ぱたぱたと飛び下って来る。自分の富に引かれるわけではないが、隣人たち——六五と上六——もついて来る。警告したわけでもないのに、真心によって付いて来るのである。

六五。帝乙帰妹。以祉元吉。

六五。帝乙帰妹。以祉元吉。
六五。帝乙妹を帰がしむ。以て祉いありて元いに吉。
りくご。ていいつまいをとつがしむ。もってさいわいありておおいにきち。

帝乙——殷の時代の帝王の名前——が妹を臣下に嫁がせる。夫によく仕えて天からの幸いを受けた。結果は大吉である。

上六。城復于隍。勿用師。自邑告命。貞吝。

上六。城復于隍。勿用師。自邑告命。貞吝。
上六。城、隍に復る。師を用いる勿れ。邑より命を告ぐ。貞なれど吝。
じょうりく。しろ、からぼりにかえる。いくさをもちいるなかれ。ゆうよりめいをつぐ。ていなれどりん。

城が崩れて堀に帰る——城を作る場合、まず堀を掘って、その土を盛って城を築く——。さりとて、軍隊を用いてはいけない。自分の領地にのみ命令を下す——君主の命令が遠くに届かないということ——。この措置は正しいけれども、恥ずべきものである。

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