BRAIN WORKOUT ブレイン・ワークアウト 人工知能(AI)と共存するための人間知性(HI)の鍛え方
安川新一郎(著)
KADOKAWA(2023/6/30)
安川新一郎 やすかわ・しんいちろう
グレートジャーニー合同会社代表、東京大学未来ビジョン研究センター特任研究員。91年一橋大学経済学部を卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニー入社、東京・シカゴ支社に勤務。99年ソフトバンク株式会社に社長室長として入社、執行役員本部長等を歴任。2016年、社会課題を解決するコレクティブインパクト投資と未来社会実現の為の企業支援に向けグレートジャーニー創業。東京都顧問、内閣官房政府CIO補佐官、公財Well-being for Planet Earth特別参与等、行政の現場や公益財団活動からの社会変革も模索
著者の6つのモードとは、運動、睡眠、瞑想、対話、読書、デジタルです。
現代の問題点は、
栄養と情報の過多にあると私は考えています。
特にデジタル化により、
情報が簡単に生成、複製できることにより、
情報量が爆発しています。
これが本当に脳にとって、
よいのかというと、私は過多でないかと
思っています。
スマホで、どんどんスクロールして、
画面を眺めていくように、
30年前、書物をぱらぱらめくっていくことを
常時やっていた人はいなかった思います。
その前段階にあたるのがテレビかもしれません。
一方、早いやり取りが優先されて、
文章でのやりとりの代わりに、
絵文字やスタンプが使われるようになり、
さらに、文章生成に生成AIを使うとなると、
知性を高めることに本当に役に立っているのでしょうか。
ちょっと疑問です。