生物から見た世界⭐️3

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生物から見た世界
Streifzuege durch die Umwelten von Tieren und Menschen

ユクスキュル(著), クリサート(著), 日高敏隆(翻訳), 羽田節子(翻訳)
岩波書店 (2005/6/16)

ヤーコプ・フォン・ユクスキュル Jakob von Uexkuell
著者のヤーコプ・フォン・ユクスキュルは、一八六四年九月八日、エストニアのケブラス荘園に生まれた。ドルパット(現在タルト)大学で動物学を修めたのち、ハイデルベルク大学のキューネ(Wilhelm Kühne)のもとで動物比較生理学の研究をした。一九〇〇年のキューネの死後は大学との関係が断たれ、ユクスキュルはフリーの身として研究をつづけることになる。一九〇七年、ハンブルク大学から学位を贈られたが教職は与えられず、やっと一九二六年、彼が六二歳のとき、ハンブルク大学に半ば私的につくられたような「環世界研究所(Institut für Umweltforschung)」の名誉教授に招かれ、多くの若い同好の士とともに一〇年間ほど華々しく研究を展開した。一九四四年七月二五日、イタリアのカプリ島で死去。八〇年の波瀾の人生であった。

ゲオルク・クリサート Georg Kriszat
この本の絵を受け持ったゲオルク・クリサートは、一九〇六年、ペテルブルク生まれ。生物学、化学を学んだのち、一九二九年から一九三五年まで、ユクスキュルとともに環世界研究所で研究。ユクスキュルの死後は、スウェーデンの研究所で細胞生理学の研究にたずさわったという。

日高敏隆 ひだかとしたか
1930年東京都生まれ。東京大学理学部卒業、理学博士。動物行動学者。東京農工大学教授、京都大学教授、滋賀県立大学初代学長、総合地球環境学研究所初代所長を歴任。2000年に南方熊楠賞受賞、08年に瑞宝重光章受章。09年11月逝去。著書多数

羽田節子 はねだせつこ
1944年東京生まれ。1963年東京農工大学農学部卒業。生物学関係の翻訳執筆にたずさわる。 日高敏隆に師事。 1995年『キャプテン・クックの動物たち』で吉村証子記念日本科学読物賞受賞。2013年歿。

主体、客体を分けずに、
環世界という単位で、生物の活動を眺めるというのは、
とてもおもしろいです。

植物のコミュニケーションについても、
最近になって、とても活発に行われていることが
わかってきていますし、
自由に動けない植物の環世界のほうが、
より精巧に作り上げられているのかもしれません。

環世界

ミミズとミツバチは形をどうとらえるか

目的と設計

この記事は、メルマガ記事から一部抜粋し、構成しています。

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