神経症的な美しさ:アウトサイダーがみた日本
Neurotic Beauty: An Outsider Looks at Japan
モリス・バーマン(著),込山宏太(翻訳)
慶應義塾大学出版会(2022/12/10)
モリス・バーマン Morris Berman
詩人、小説家、エッセイスト、社会批評家、文化史家。これまでに17冊の単行本、150本近くの論文を発表しており、ヨーロッパ、北アメリカ、メキシコの様々な大学で教鞭を取る。1990年にワシントン州の州知事作家賞を受賞、1992年にはロロ・メイ・センターの人文学を対象とした年間助成の第一号となる。著書に『デカルトからベイトソンへ――世界の再魔術化』(柴田元幸訳、文藝春秋、2019年)がある。2000年、The Twilight of American Culture が『ニューヨーク・タイムズ・ブックレビュー』紙で「注目すべき本」として紹介される。2013年、メディア・エコロジー協会より、公共的知的活動における業績に対するニール・ポストマン賞を受賞。メキシコ在住。
込山 宏太 こみやま・こうた
青山学院大学大学院文学研究科英米文学専攻博士前期課程修了。専門はイギリス文学・文化史。
実に18回に分けてとりあげました。
著者の視点から、学ぶことも多く、
新たに知ったこともたくさんありました。
日本人としてのアイデンティティを確立するというのは、
土台を確立することであり、
表層だけの知識や行動だけでは、
成り立たないものです。
これが今後の世界の方向性の一つとして、
押し付けることなく、
参考になるのであれば、
希望の存在になると思います。
日本人として取り組む意義のある、
課題だと考えています。