シンクロニシティ 科学と非科学の間に―画期的な科学の歴史書。 ⭐️5

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シンクロニシティ 科学と非科学の間に―画期的な科学の歴史書。
Synchronicity: The Epic Quest to Understand the Quantum Nature of Cause and Effect
ポール・ハルパーン(著)、 権田敦司(翻訳)
あさ出版 (2023/1/26)

ポール・ハルパーン Paul Halpern
アメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィアにある科学大学で物理学教授を務める。 ペンシルベニア州フィラデルフィア在住。 著書に『The Quantum Labyrinth(量子世界という迷宮)』『Einstein’s Dice and Schrodinger’s Cat(アインシュタインのサイコロとシュレーディンガーの猫)』など16冊がある。 本書にて「Physics Worlds Best of Physics in 2020!」を受賞。

権田敦司 ごんだ・あつし
業界新聞記者、消防士を経て翻訳家に。埼玉県出身、東京都在住。
訳書に数学史の入門書、『図解 教養事典 数学 INSTANT MATHEMATICS』(ニュートンプレス)、免疫システムの最新研究に迫る『エレガントな免疫 上・下』(ニュートン新書)。
趣味はスポーツ、読書、銭湯巡り。特技は息子の風呂入れ。 救急救命士。

哲学史、科学史、そして現代物理学まで、一気通貫して、よくまとめられています。

ユングとアインシュタイン、パウリにつながりがあったことを初めて知りました。

アインシュタインは、「遠隔作用」を嫌い、ニュートン物理学の遠隔作用に替わる、重力場と局所性を提示しました。水星の公転軌道、夜間と皆既日食時に見える星の位置のずれることの観察から一般相対性理論が正しいことが認められました。

また、アインシュタインにとっては、距離に関係ない相互作用「量子もつれ」や、観察されるまで物理量が確定しない「不確定性原理」は受け入れ難い欠陥のある理論だったようです。

パウリは、私生活が悪化し、精神状況が不調な状況下で、物理学の大きな発見をなしとげ、ノーベル物理学賞の受賞につながっています。この時期にユングの治療を受け、膨大な数の夢を分析しています。観測する側と観測される側を統一するという新たな考え方は、夢による発想をベースにしたもののようです。

まだ、最先端の現代物理学は、この世界を統一的に表現する方法を模索しています。今後の研究の進展が楽しみです。

序章 自然界のつながりを描く

ガリレオ・ニュートン・ラプラス

アインシュタインと量子力学とユング

ユングとノーベル物理学賞受賞者パウリ

対称性の破れがもたらしたもの

この記事は、メルマガ記事から一部抜粋し、構成しています。

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