資本とイデオロギー ⭐️51

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資本とイデオロギー
Thomas Piketty, Capital et idéologie, Seuil, 2019
Capital and Ideology, Harvard University Press, 2020

トマ・ピケティ(著), 山形浩生(翻訳), 森本正史(翻訳)
みすず書房(2023/8/24)

トマ・ピケティ Thomas Piketty
パリ経済学校経済学教授。社会科学高等研究院(EHESS)経済学教授。EHESSおよびロンドン経済学校(LSE)で博士号を取得後、マサチューセッツ工科大学(MIT)で教鞭を執る。2000年からEHESS教授、2007年からパリ経済学校教授。多数の論文を the Quarterly Journal of Economics, the Journal of Political Economy, the American Economic Review, the Review of Economic Studies で発表。著書も多数。経済発展と所得分配の相互作用について、主要な歴史的、理論的研究を成し遂げた。特に、国民所得に占めるトップ層のシェアの長期的動向についての近年の研究を先導している。世界不平等研究所、世界不平等データベースの共同所長、また欧州の民主化に向けたマニフェストの主唱者でもある。邦訳書『21世紀の資本』(みすず書房、2014)『格差と再分配』(早川書房、2016)『トマ・ピケティの新・資本論』(日経BP、2015)『不平等と再分配の経済学』(明石書店、2020)。

山形浩生 やまがた・ひろお
評論家、翻訳家。東京大学大学院工学系研究科都市工学科およびマサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。開発援助コンサルタント。コンピュータ、経済、脳科学からSFまで幅広い分野で翻訳と執筆を手がける。著書『新教養主義宣言』(河出文庫、2007)ほか。訳書 ピケティ『21世紀の資本』(みすず書房、2014)クルーグマン『クルーグマン教授の経済入門』(ちくま学芸文庫、2009)スノーデン『スノーデン 独白』(‎河出書房新社、2019)バナジー&デュフロ『貧乏人の経済学』(みすず書房、2012)ほか多数。

森本正史 もりもと・まさふみ
翻訳家。ウェスト『スケール』(早川書房、2020)『ナチス 破壊の経済』(みすず書房、2019)ブーシェイほか『ピケティ以後』(青土社、2019)ほか。

なんと51回にもわたって、取り上げました。

フランスをはじめとした欧米のモデルが中心ではありましたが、
多くの国でも共通した、格差やイデオロギーの変化など、
学ぶことがたくさんありました。

世界の上位1%の超富裕層の資産は2021年、
世界全体の個人資産の37.8%を占め、
下位50%の資産は全体の2%にとどまっているということ、
また、1990年代半ば以降に世界全体で増えた資産の38%を
上位1%が占めているというのは、
格差が増大している状況を示しています。

私たちは、そんな世界を望んでいるのか、
この世界を後世に残したいのか、
改めて考えることができました。

本はこちら
  1. はじめに
  2. 格差の復活
  3. 世界中で見られた三層社会
  4. ヨーロッパの身分社会
  5. キリスト教と財産権
  6. 所有権社会の誕生
  7. フランス革命でなしとげられなかったもの
  8. ヨーロッパ全体で起こったこと
  9. イギリスとアイルランド
  10. スウェーデンが低い格差を生み出すまで
  11. 奴隷社会と植民地社会の極端な格差
  12. 植民地とお金
  13. 植民地の法的身分の差別
  14. アフリカから学ぶ未来への分岐点
  15. インドの身分制度
  16. ヴァスコ・ダ・ガマから東インド会社・イギリスへ
  17. 植民地時代に硬直したカースト
  18. インド独立後どうやって格差を解消したか
  19. 中国、オスマン帝国とヨーロッパの発展の違い
  20. ヨーロッパのアヘン商人と中国
  21. 日本の近代化
  22. 清国の終末
  23. 立憲聖職者共和国のイラン
  24. 20 世紀前半の「大転換」
  25. 公的債務・戦争債務の削減
  26. 富の減少から永続的分散へ
  27. 財産主義崩壊における社会的、イデオロギー的闘争の役割
  28. 大戦間のフランスとドイツ
  29. 戦後の社会民主主義
  30. 所得格差の拡大
  31. 教育格差の拡大
  32. 3つの累進税
  33. ソヴィエト共産主義がもたらしたもの
  34. ロシアのオリガルヒと泥棒政治への転換
  35. 独裁混合経済としての中国
  36. 中国の経済格差
  37. 東ヨーロッパとEU
  38. 中東
  39. ビッグデータ時代の経済と金融の不透明性
  40. 貧困国の貧窮と貿易自由化
  41. 中央銀行の貨幣創造と億万長者の慈善幻想
  42. 高学歴党の出現
  43. 日本の社会的不平等の分析 1953-2017
  44. フランスの高学歴者と高所得者の違い
  45. フランスの宗教と自国主義_資本とイデオロギー
  46. アメリカでの亀裂
  47. イギリスの労働党
  48. 西側民主主義で起きた労働者の政党から高学歴者の政党への逆転
  49. 東欧と社会自国主義とEU
  50. インドの政党と亀裂の形成
  51. 21世紀の参加型社会主義

はじめに

格差の復活

世界中で見られた三層社会

ヨーロッパの身分社会

キリスト教と財産権

所有権社会の誕生

フランス革命でなしとげられなかったもの

ヨーロッパ全体で起こったこと

イギリスとアイルランド

スウェーデンが低い格差を生み出すまで

奴隷社会と植民地社会の極端な格差

植民地とお金

植民地の法的身分の差別

アフリカから学ぶ未来への分岐点

インドの身分制度

ヴァスコ・ダ・ガマから東インド会社・イギリスへ

植民地時代に硬直したカースト

インド独立後どうやって格差を解消したか

中国、オスマン帝国とヨーロッパの発展の違い

ヨーロッパのアヘン商人と中国

日本の近代化

清国の終末

立憲聖職者共和国のイラン

20 世紀前半の「大転換」

公的債務・戦争債務の削減

富の減少から永続的分散へ

財産主義崩壊における社会的、イデオロギー的闘争の役割

大戦間のフランスとドイツ

戦後の社会民主主義

所得格差の拡大

教育格差の拡大

3つの累進税

ソヴィエト共産主義がもたらしたもの

ロシアのオリガルヒと泥棒政治への転換

独裁混合経済としての中国

中国の経済格差

東ヨーロッパとEU

中東

ビッグデータ時代の経済と金融の不透明性

貧困国の貧窮と貿易自由化

中央銀行の貨幣創造と億万長者の慈善幻想

高学歴党の出現

日本の社会的不平等の分析 1953-2017

政治的亀裂そして代議制度 日本の社会的不平等の実態1953-2017
https://wid.world/document/political-cleavages-and-the-representation-of-social-inequalities-in-japan-1953-2017-world-inequality-lab-wp-2021-10/

フランスの高学歴者と高所得者の違い

フランスの宗教と自国主義_資本とイデオロギー

アメリカでの亀裂

イギリスの労働党

西側民主主義で起きた労働者の政党から高学歴者の政党への逆転

東欧と社会自国主義とEU

インドの政党と亀裂の形成

21世紀の参加型社会主義

この記事は、メルマガ記事から一部抜粋し、構成しています。

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