エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する

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エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する
Effortless: Make It Easier to Do What Matters Most

グレッグ・マキューン (著), 高橋璃子 (翻訳)
かんき出版(2021/12/8)

グレッグ・マキューン Greg Mckeown)
McKeown Inc. のCEO。アドビ、アップル、グーグル、フェイスブック、ピクサー、セールスフォース・ドットコム、シマンテック、ツイッター、VMWare、ヤフーなど名だたる企業のコンサルティングをおこなう。著書『エッセンシャル思考』は全米ベストセラーとなり、ニューヨーク・タイムズ紙やファスト・カンパニー誌、フォーチュン誌などで取り上げられたほか、NPRやNBCなどの有名メディアでインタビューを受けた。ハーバード・ビジネス・レビューやリンクトインに人気ブログを寄稿し、ポッドキャスターとしても人気が高い。世界経済フォーラムの「ヤング・グローバル・リーダーズ」に選出された。 

高橋 璃子 Rico Takahashi)
翻訳家。京都大学卒業。ラインワール応用科学大学修士課程修了(MSc)。訳書に『エッセンシャル思考』『スタンフォード大学で一番人気の経済学入門』『NYの人気セラピストが教える 自分で心を手当てする方法』(いずれも小社刊)、『アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?』(河出書房新社)、『GDP──〈小さくて大きな数字〉の歴史』(みすず書房)、『ブロックチェーン・レボリューション』(ダイヤモンド社)などがある。

エピローグで、著者のお嬢さんが難病にかかってしまい、
結果、家族として、自分たちを追い込まないために、
新たなルールを作ったことが紹介されていました。

その経験を通して、こんな言葉を残しています。

「あなたの人生に何が起こったとしても。
苦難や痛みがどんなに大きかったとしても。
いま何をすべきかを選択するあなたの力に比べれば、
それらはまったく瑣末なことだ。」

「あなたはいつだって、
よりシンプルで簡単な位置を選ぶことができるのだ。」

とてもすばらしいですね。

ぜひ、手にとって読んでみてください。

エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する

■エフォートレスな精神

エフォートレスな精神は、
肉体的にも精神的にも疲れがなく、
エネルギーに満ちた状態だ。

精神が研ぎ澄まされ、隅々まで注意が行き渡る。

今このときを味わい、
大事なタスクに集中することが可能になる。

INVERT 頑張れば成果が出るとはかぎらない
ENJOY 「我慢」を「楽しい」に変える
RELEASE 頭の中の不要品を手放す
REST 「休み」で脳をリセットする
NOTICE 今、この瞬間にフォーカスする

エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する

『エッセンシャル思考』の著者の最新著書です。

エッセンシャル思考で、
重要な仕事にしぼりこんだにも関わらず、
多忙で燃え尽きて、進めなくなった著者が
仕事のやり方を変えざるを
えなくなりました。

それが、この本『エフォートレス思考』に
書かれています。

著者は、根っからの頑張り屋のようなので、
「ついつい頑張りすぎてしまう人のための
頑張りすぎない方法」
だと思います。

私もこの数年で、がんばることを
手放しました。

まだまだ、楽にできることがあるのではないか、
楽しくできることがあるのではないか、
という期待をもって、
この本を読み進めたいと思います。

著者のこんなエピソードがよかったです。

家の中の古いプリンターを
処分するのも面倒で放置していたけれど、
ふと窓の外に工事の作業員が歩いているのを見て
「無料のプリンターいらない?」
とその場で引き取ってもらった。

これ、いいですね。

あなたが大変だなあと思っている行動はなんですか。

20220315 エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する(1)vol.3348【最幸の人生の贈り方】

小さな努力で大きな成果を生み出す行動とは

■エフォートレスな行動

エフォートレスな行動とは、
より少ない努力でより大きな成果を出すことだ。

先延ばしにするのをやめて、
最初の一歩を上手に踏み出す。

考えすぎず、楽に行動する。

無理やりにではなく、
自分のペースで前に進む。

そうすれば頑張りすぎず、
余裕で成果を出すことができる。

DEFINE ゴールを明確にイメージする
START はじめの一歩を身軽に踏みだす
SIMPLIFY 手順を限界まで減らす
PROGRESS よい失敗を積み重ねる
PACE 早く着くために、ゆっくり進む

エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する

やることの上限と下限を決めるというのは、
とても大切なことだと考えます。

好調なときにやりすぎない、
不調なときでも最低限やる。

まだできるとしても、上限は超えないで
スパッとやめる。

完全に止まらない程度の
最低限を決める。

作業一つ一つに、
自分なりの行動基準を決めておけば
よいと思うのです。

私の場合、
以前と比べたら、かなりゆるめにしています。

私の毎日の最大の目的は、
「1日を幸せに気持ちよく過ごす」
ことです。

朝、起きたときに、
「今日はどんなよい1日にしたいか」
寝るときに、
「今日もよい1日だった。
明日はどんなよい1日にしたいか」
と考えられることが、何よりも大切です。

そのためには、がんばりすぎないことが
とても重要だと、ようやく学んだのです。

あなたは、1日の行動量をどのように決めていますか。

20220316 小さな努力で大きな成果を生み出す行動とは_エフォートレス思考(2)vol.3349【最幸の人生の贈り方】

エフォートレスのしくみ化

■エフォートレスのしくみ化

エフォートレスな精神を身に付け、
エフォートレスな行動を取れるようになったら、
次の一歩はエフォートレスを
しくみ化することだ。

できるだけ少ない努力で、
望む結果が何度でも繰り返し得られるようにしよう。

LEARN 一生モノの知識を身につける 
LIFT いちばんシンプルに伝える 
AUTOMATE 勝手に回る「しくみ」をつくる 
TRUST 不信のコストを削減する 
PREVENT 問題が起こる前に解決する 

■読書から最大限の成果を得る方法

読書は、この世でもっともレバレッジの高い活動だ。

●リンディ効果を利用する

本の寿命は、その本の年齢に比例する。

本が古ければ古いほど、
その本が将来にわたって生き残る可能性が高い
ということだ(これをリンディ効果という)。

だから本を選ぶときは、
長く読まれている本を優先するといい。

つまり、古典を積極的に読んでみよう。

●吸収するために読む

読んだことはあるのに、
まったく思いだせない本がある。

逆に、全部読んだわけではないけれど、
ある章やセンテンスがすっかり
自分の一部になっている本もある。

ただ「読了」を増やすためだけに
本を読むのはもったいない。

本に心から没頭すれば、
まるで自分がその体験をしたかのように、
自分自身を変えることができるのだ。

●エッセンスを抜きだす

本を読み終えたら、
その本から学んだことを自分の言葉で
1ページにまとめよう。

ほんの10分程度でいい。

自分の言葉で本のエッセンスを抜きだせば、
知識の吸収が深まる。

要約の作業によって、情報は理解になり、
理解が独自の知識に変わる。

エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する

私の場合、子どものころから、
暇さえあれば、本を読んでいました。

子どものころからの残っている
唯一の習慣が読書であり、
おそらく、やめることはないのではないかと
思います。

また、大人になって、情報発信をしようと思って、
mixi、ブログ、メルマガなどで
いろいろ試した結果、
長続きできる内容は、
読書日記しかありませんでした。

だから、メルマガも読書日記が
メインになっています。

インプットには困らないからです。

そして、どんなよい本でも、
1回読んだだけでは、頭に残りません。

そこで、メルマガを書くまでに、
2回から3回は読むような仕組みに
しました。

1回目は、通読です。
メルマガの引用の候補になるところに、
ハイライトや付箋をつけながら、
読んでいきます。

2回目は、要約のための精読です。
引用部分を元の意味を変えないようにしつつ、
抜き出すための箇所を厳選します。

3回目は、必要に応じて、
感想を書く箇所を読み直します。

まあ、これでも記憶に残らないことが多いので、
こうやってテキストに残しておいて、
あとは必要になったとき、検索します。

便利になりましたね。

紙の本だけだったら、検索は困難です。

長く生き続けた本は、これからも長く生き続けるという
リンディ効果はそのとおりで、
だから、選んだ本は「易経」です。

もっと現代に読まれてもよい本の一つだと
考えています。

あなたは、日常の生活で、どのように読書を取り入れていますか。

20220317 エフォートレスのしくみ化_エフォートレス思考(3)vol.3350【最幸の人生の贈り方】

この記事は、メルマガ記事から一部抜粋し、構成しています。

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