じぶん時間を生きる TRANSITION
佐宗邦威 (著)
英治出版 (2023/7/1)
佐宗邦威 さそう・くにたけ
株式会社BIOTOPE代表/チーフ・ストラテジック・デザイナー
多摩美術大学 特任准教授
東京大学法学部卒業、イリノイ工科大学デザイン研究科(Master of Design Methods)修了。
P&Gマーケティング部で「ファブリーズ」「レノア」などのヒット商品を担当後、「ジレット」のブランドマネージャーを務める。その後、ソニーに入社。同クリエイティブセンターにて全社の新規事業創出プログラム立ち上げなどに携わる。 ソニー退社後、戦略デザインファーム「BIOTOPE」を起業。BtoC消費財のブランドデザインやハイテクR&Dのコンセプトデザイン、サービスデザインが得意領域。山本山、ぺんてる、NHKエデュケーショナル、クックパッド、NTTドコモ、東急電鉄、日本サッカー協会、ALEなど、バラエティ豊かな企業・組織のイノベーション支援を行うほか、MVV策定・実装プロジェクトについても実績多数。2021年に生活の拠点を軽井沢に移し、東京オフィスとの二拠点を往復する働き方を実践する。軽井沢風越学園の探究ツール「学びの地図」作成にかかわるなどの教育分野、白馬村観光局のビジョンアドバイザー就任など地域創生分野など活動の幅を広げる。著書に『理念経営2.0 』『直感と論理をつなぐ思考法』ほか。
著者は、コロナ禍で、「生き方に価値観の変化」が起こり、
子どもの教育環境を変えるためにも
軽井沢に移住し、生き方や働き方が変わったということで、
この本を書いたそうです。
私自身もかなりじぶん時間を生きているほうだと思うので、
地方に移住しないとじぶん時間を持てないとは
考えないのですが、著者の考えていることについて
共感することが多かったです。
「未来から逆算して今の時間を過ごすのではなく」
というところが、自分自身の大きな変化の一つでしょうか。
目標から逆算を始めるやり方ももちろん悪くないのですが、
それだといつまでたっても未来のための人生になってしまいます。
「誰にも迷惑かけずに死ぬためには」
なんてことを考えるよりも
「今日1日楽しく過ごすには」
ということを毎日考えていたほうが、
ずっとよい人生を送れるのではないかと考えています。