不安から抜け出すには、ちょっとしたコツがあります。
そして、どうして、不安にとらわれてしまうのか、2つの考え方の違いを知っているとスムーズに抜け出すことができます。
楽観主義(オプティミズム)と悲観主義(ペシミズム)のちがいは、
悪いできごとと良いできごとが起こったときに、
それをどのように定義するかです。
楽観主義の場合は、悪いできごとを、
一時的であり、局所的であると考えるのに対し、
悲観主義の場合は、悪いできごとを、
恒久的であり、全域的であると考えます。
また、楽観主義の場合は、 良いできごとを、
恒久的であり、全域的であると考えるのに対し、
悲観主義の場合は、良いできごとを、
一時的であり、局所的であると考えます。
悲観的な思考をしていることを自分で認識できると、
その思考に異議を唱えることで、
楽観的な思考に置き換えることができます。
これが、学習性楽観主義です。
『ポジティブ心理学の挑戦』マーティン・セリグマン
ポジティブ心理学の創始者 マーティン・セリグマン博士は、ご自身のことを
ベースは悲観主義だと、話されていました。
ですので、悲観的なことを考えている自分に気づいては、
修正していくそうです。
悲観的なことを考えていると、
思考がそこでぐるぐると抜け出せなくなります。
過去に起こったことをくよくよ考えたり、
将来のことを心配したり。
まずは、そんな自分に気がつくことが大切。
そして、その不安の輪の外から自分自身を眺めてみる。
そのあと、私の場合は、
「起こったことが、私にとって、最善だとしたら?」
という問いかけをすることで、
この思考の流れをいったん変えてみることに
しています。
あなたの目の前に起こったことが、最善のことだとしたら、どんなよいことが起こったと考えられますか。