知識創造・知識実践 SECIスパイラル 超まとめ

学びの葉
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SECIモデル とは

SECIモデルとは、野中郁次郎教授(一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授)が提唱した、知識創造活動に注目した、ナレッジ・マネジメントのフレームワークです。
 
『ワイズカンパニー』の新しいSECIモデルでは、これを「認識論的な次元」として位置付け、さらに「存在論的な次元」で生じる相互作用が加わりました。

個人間(I)、チーム内(T)、組織内(O)、環境(E)における相互作用です。

共同化 Socialization

個人同士が直接的な相互作用により暗黙知を共有する。
直接的な相互作用を通じて、組織の各メンバーが環境についての暗黙知を獲得する。
この局面では知的にだけではなく、身体的、感情的にも、互いに理解を深め合う。
その結果、互いの考えを共有し合うようになる。

表出化 Externalization

個人がチームレベルで、共同化によって積み重ねられた暗黙知を弁証法的に統合する。
この統合により、暗黙知のエッセンスが概念化され、暗黙知が言葉やイメージやモデルを用いた修辞やメタファー(隠喩)という形で形式知に変換される。

連結化 Combination

形式知が組織の内外から集められ、組み合わされ、整理され、計算されることで、複合的で体系的な形式知が組織レベルで築かれる。

内面化 Internalization

連結化によって増幅した形式知が実行に移される。
個人が組織や環境の文脈の中で行動を起こす。
行動学習と同じように、実際に行動することで、最も関連のある実用的な暗黙知が豊かになるとともに、その個人の地肉となる。

SECI スパイラルモデル

SECIスパイラルでは、メンバーが高次の目的を共有している知識の創造・実践のコミュニティを育むことですパイラルが活性化されます。

高次の目的をもたらすフロネシスが、SECIスパイラルの原動力になります。
フロネシスの要をなすのは、組織の利益だけを追い求めない、「共通善」の追求です。

この記事は、『ワイズカンパニー: 知識創造から知識実践への新しいモデル』(野中 郁次郎、竹内 弘高著)をベースにまとめたものです。

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