易経

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30.離為火(りいか) ䷝

離為火(りいか) 附く、続いて昇る太陽䷝序卦伝陷必有所麗。故受之以離。離者麗也。陥れば必ず麗くところあり。故にこれを受くるに離を以てす。離とは麗なり。おちいればかならずつくところあり。ゆえにこれをうくるにりをもってす。りとはりなり。穴の中に...
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29.坎為水(かんいすい) ䷜

坎為水(かんいすい) おとし穴、重なる険難䷜序卦伝物不可以終過。故受之以坎。坎者陷也。物は以て終に過ぐべからず。故にこれを受くるに坎を以てす。坎とは陥なり。ものはもってついにすぐべからず。ゆえにこれをうくるにかんをもってす。かんとはあななり...
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27.山雷頤(さんらいい) ䷚

山雷頤(さんらいい) 顎、養う䷚序卦伝物畜然後可養。故受之以頤。頤者養也。物畜えられて然る後養うべし。故にこれを受くるに頤を以てす。頤とは養うなり。ものたくわえられてしかるのちやしなうべし。ゆえにこれをうくるにいをもってす。いとはやしなうな...
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26.山天大畜(さんてんたいちく) ䷙

山天大畜(さんてんたいちく) 大きな停止、大きな蓄積䷙序卦伝有无妄然後可畜。故受之以大畜。无妄あり然る後畜うべし。故にこれを受くるに大畜を以てす。むぼうありしかるのちたくわうべし。ゆえにこれをうくるにだいちくをもってす。偽りのない誠があって...
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23.山地剝(さんちはく) ䷖

山地剝(さんちはく) 剝落、浸蝕䷖序卦伝致飾然後亨則盡矣。故受之以剝。剝者剝也。飾りを致して然る後亨るときは尽く。故にこれを受くるに剥を以てす。剥とは剥するなり。かざりをいたしてしかるのちとおるときはつく。ゆえにこれをうくるにはくをもってす...
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25.天雷无妄(てんらいむぼう) ䷘

天雷无妄(てんらいむぼう) いつわりなき誠、望外の結果䷘序卦伝復則不妄矣。故受之以无妄。復れば妄りならず。故にこれを受くるに无妄を以てす。かえればみだりならず。ゆえにこれをうくるにむぼうをもってす。道に帰れば偽りはなくなる。だから、復の卦の...
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24.地雷復(ちらいふく)䷗

地雷復(ちらいふく) 一陽来復、復帰䷗序卦伝物不可以終盡。剥窮上反下。故受之以復。物は以て終に尽くべからず。剥は上に窮まって下に反る。故にこれを受くるに復を以てす。ものはもってついにつくべからず。はくはかみにきわまってしもにかえる。ゆえにこ...
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22.山火賁(さんかひ) ䷕

山火賁(さんかひ) 飾り、装飾䷕序卦伝物不可以苟合而已。故受之以賁。賁者飾也。物は以て苟しくも合うのみなるべからず。故にこれを受くるに賁を以てす。賁とは飾るなり。ものはもっていやしくもあうのみなるべからず。ゆえにこれをうくるにひをもってす。...
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21.火雷噬嗑(からいぜいごう) ䷔

火雷噬嗑(からいぜいごう) 噛む、刑罰䷔序卦伝可觀而後有所合。故受之以噬嗑。嗑者合也。観るべくして後合うところあり。故にこれを受くるに噬嗑を以てす。嗑とは合なり。みるべくしてのちあうところあり。ゆえにこれをうくるにぜいごうをもってす。ごうと...
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20.風地観(ふうちかん) ䷓

風地観(ふうちかん) 見る、示す䷓序卦伝物大然後可觀。故受之以觀。物大いにして然る後観るべし。故にこれを受くるに観を以てす。ものおおいにしてしかるのちみるべし。ゆえにこれをうくるにかんをもってす。すべての物は、大きなものであってこそ、初めて...