易経

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61.風沢中孚(ふうたくちゅうふ) ䷼

風沢中孚(ふうたくちゅうふ) 中なるまこと䷼序卦伝節而信之。故受之以中孚。節ありてこれを信ず。故にこれを受くるに中孚を以てす。せつありてこれをしんず。ゆえにこれをうくるにちゅうふをもってす。節度があってはじめてこれを信ずることができる。ゆえ...
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60.水沢節(すいたくせつ) ䷻

水沢節(すいたくせつ) 止まる、節約する䷻序卦伝物不可以終離。故受之以節。物は以て終に離るべからず。故にこれを受くるに節を以てす。ものはもってついにはなるべからず。ゆえにこれをうくるにせつをもってす。物は最後まで離散したままではいけない。だ...
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59.風水渙(ふうすいかん) ䷺

風水渙(ふうすいかん) 離散、離散を合わす䷺序卦伝説而後散之。故受之以渙。渙者離也。説びて後これを散ず。故にこれを受くるに渙を以てす。渙とは離るるなり。よろこびてのちこれをさんず。ゆえにこれをうくるにかんをもってす。かんとははなるるなり。喜...
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57.巽為風(そんいふう) ䷸

巽為風(そんいふう) 入る、謙遜䷸序卦伝旅而无所容。故受之以巽。巽者入也。旅して容るる所なし。故にこれを受くるに巽を以てす。巽とは入るなり。たびしているるところなし。ゆえにこれをうくるにそんをもってす。そんとはいるなり。旅人とは、土地の人に...
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58.兌為沢(だいたく) ䷹

兌為沢(だいたく) 悦ぶ、悦ばす䷹序卦伝入而後説之。故受之以兌。兌者説也。入りて後これを説ぶ。故にこれを受くるに兌を以てす。兌とは説なり。いりてのちこれをよろこぶ。ゆえにこれをうくるにだをもってす。だとはえつなり。相手の心の中に入り込めば、...
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56.火山旅(かざんりょ) ䷷

火山旅(かざんりょ) 旅に出る時䷷序卦伝窮大者必失其居。故受之以旅。大を窮むる者は必ずその居を失う。故にこれを受くるに旅を以てす。だいをきわむるものはかならずそのきょをうしなう。ゆえにこれをうくるにりょをもってす。あまりに大きくなり過ぎた者...
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55.雷火豊(らいかほう) ䷶

雷火豊(らいかほう) 盛大の時䷶序卦伝得其所歸者必大。故受之以豐。豐者大也。その帰する所を得る者は必ず大いなり。故にこれを受くるに豊を以てす。豊とは大いなり。そのきするところをえるものはかならずおおいなり。ゆえにこれをうくるにほうをもってす...
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54.雷沢帰妹(らいたくきまい) ䷵

雷沢帰妹(らいたくきまい) 結婚䷵序卦伝進必有所歸。故受之以歸妹。進めば必ず帰する所あり。故にこれを受くるに帰妹を以てす。すすめばかならずきするところあり。ゆえにこれをうくるにきまいをもってす。ものが進めば必ずどこかへ帰する。だから漸の卦の...
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53.風山漸(ふうさんぜん) ䷴

風山漸(ふうさんぜん) すすむ䷴序卦伝物不可以終止。故受之以漸。漸者進也。物は以て終に止まるべからず。故にこれを受くるに漸を以てす。漸とは進むなり。ものはもってついにとまるべからず。ゆえにこれをうくるにぜんをもってす。ぜんとはすすむなり。物...
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52.艮為山(ごんいさん) ䷳

艮為山(ごんいさん) 止まる䷳序卦伝物不可以終動。止之。故受之以艮。艮者止也。物は以て終に動くべからず、これを止む。故にこれを受くるに艮を以てす。艮とは止まるなり。ものはもってついにうごくべからず、これをとどむ。ゆえにこれをうくるにごんをも...